Dan Kennedyの文章を求めて読むのは何故か -智慧とは何かー
何故Dan Kennedyのニュースレターを読むことを楽しみにしているのかということについて考えると以下のようになった。
そのひとの言葉に智慧があるから。
何故ならば、
読者の日常的な生活との関係で、経験が体系化され(知識)、具体的な解決方法と手順(詳細な方法のこと)が示され(方法)、そして具体的な成功例と失敗例が示されている(例)、即ち、
体系と方法と例が示されている
それ故に、
納得する、そうして自分にも同じ成果が生まれ、または生まれそうに思う。
それ故に、
また読みたいと思う。
その人の言葉に智慧があるということは、以上のことだということになったという結論です。
それにもうひとつ、そのひとのスタイル(文体)がある。そのひとが自分の頭で物事を考え、自分の言葉で話しをしているということ。これが一番大切なことで、そのひとの言葉の魅力の源泉だと思う。
今、愛用するWebster Onlineをひくと、次のようなwisdom(智慧)の定義がある。
Definition of WISDOM
1
a : accumulated philosophic or scientific learning : knowledge
b : ability to discern inner qualities and relationships : insight
c : good sense : judgment
d : generally accepted belief <challenges what has become accepted wisdom among many historians — Robert Darnton>
2
: a wise attitude, belief, or course of action
3
: the teachings of the ancient wise men
智慧 (wisdom) という概念を敢えて分解すると、
1.知識 (knowledge)
2.洞察 (insight)
3.判断 (judgement)
4.信念(一般性のある)
ということになるようだ。
どれも納得。
上の2の洞察ということを考えに入れると、わたしの智慧の定義は、次のように、更に書き込むことができる。
読者の日常的な生活との関係で、経験が体系化され(知識)、問題の具体的な解決方法と手順(詳細な解決方法のこと)が示され(方法)、そして具体的な成功例と失敗例が示されている(例)、即ち、
問題解決のための体系と方法と例が示されている。
この場合、こうして考えてくると、この体系という言葉には、仮説という言葉も含まれているということが解る。
つまり、マーケティングは、人間心理に関する哲学であり、また同時にその科学だということである。
このようなことのできる人の持つ言葉の独自性の魅力は、勿論マーケティングの分野だけに留まらない。
哲学も文学(散文、詩文)も同じだと思う。
Dan Kennedyのウエッブサイトです。
http://www.dankennedy.com
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